三階滝にも春風が吹く4月。
伊達在住の斉藤優二さん(38歳)から妻 真紀さん(37歳)の浮気調査を依頼された。
優二さんは団体職員、真紀さんは室蘭の病院で看護師として働かれている。
二人は友人の紹介で知り合い、再婚同士で結婚をして2年、子供はいない。
1ヵ月前、些細なことで真紀さんと口論となり、真紀さんは室蘭の実家に帰ってしまった。
優二さんは何度も真紀さんと連絡を取るが、真紀さんは「今はすこし考えさせて」と繰り返すばかりであった。
実家に帰るきっかけとなった口論も明日、買い物に行くか?行かないか?という本当に些細な事。
優二さんは「もしや?」と思い、探偵に真紀さんの状況を確認するための調査を依頼された。
さっそく探偵が調査を開始する。
真紀さんの勤めている病院で真紀さんの退勤状況を確認する。
午後6時30分 真紀さんが病院から出てきて、クルマに乗り込み、走行を開始する。
探偵は真紀さんのクルマを追尾する。
真紀さんはスーパーにより、食料品などを購入する。
その後、真紀さんのクルマは中島本町のマンションの駐車場に入場、真紀さんは同マンションへ入っていく。
探偵はそのマンション前で張り込みを続ける。
真紀さんは翌日 午前7時30分に同マンションより出てきて、病院に出勤をする。
さらに調査を続ける。
真紀さんは実家には泊まらず、このマンションに宿泊している。
真紀さんは、元夫の佐藤正則さん(40歳)と同棲していたのだった。
探偵は以上を依頼人である優二さんに報告をさせていただく。
優二さんは想像すらしていなかった事実に落胆されていた。
後日、優二さんは真紀さん、佐藤さんと話し合いを持った。
優二さんは真紀さんと佐藤さんに慰謝料の請求をして離婚を決断された。