日の出公園に秋の陽ざしが心地よい8月。
砂川市在住の林優子さん(36歳)から夫 伸孝さん(39歳)の家出・失踪調査を依頼される。
林家は長女(11歳)との3人家族。
伸孝さんは建築会社の管理職として働いている。
日曜日、会社は休み。
伸孝さんは滝川のホームセンターに買い物に行くと言って外出をする。
夜になっても伸孝さんは帰らない。
優子さんは何度も伸孝さんのスマホに連絡をするが、電源が切られている。
SNSで連絡をするが、返信が来ない。
翌日、優子さんは警察に行方不明者届を出した。
だが、警察からは「事件性がない場合は積極的捜索はしません」と言われる。
優子さんも伸孝さんの友人、知人などに連絡をして情報を集める。
伸孝さんは勤務している会社の社長が代替わりをして、息子さんが社長になった。
その二代目社長からかなり強いパワハラを受けていた。
そのことに日々、悩んでいたそうだった。
その人間関係が失踪の大きな原因と推測された。
優子さんは親や兄妹、友人知人などにも力を借りて、手分けして伸孝さんを捜索する。
幸い伸孝さんは車に乗って失踪をしていたため、伸孝さんの車を探すことに注力ができる。
だが、伸孝さんが失踪して5日を経過しても、手掛かりがつかめない。
これ以上の時間の経過は万が一の可能性も高くなると、当社へ依頼をされたのだった。
さっそく探偵が調査を開始する。
既に優子さんや友人などが滝川、旭川、岩見沢 などは何度も捜索していた。
そこで探偵は札幌を中心に捜索をする。
探偵が調査を開始して7日目の深夜2時(失踪後 12日目)、伸孝さんの車を札幌市西区の24時間スーパーの駐車場で発見をした。
車内に伸孝さんがいるのかは、まだ確認ができない。
探偵はそのまま同駐車場で伸孝さんの車を監視する。
午前6時、車から伸孝さんが降り、スーパーの中に入っていった。
やはり車内にいたのだった。
伸孝さんはスーパー内のトイレを利用し、再び車に戻ってきた。
その状況を確認し、探偵は妻 優子さんに連絡をする。
優子さんは兄の車で砂川より札幌へすぐに向かってくることになった。
午前9時、優子さんが同駐車場に到着する。
探偵が優子さんと打ち合わせをおこなう。
15分後に優子さんが伸孝さんの車に近づいて、伸孝さんと接触をする。
伸孝さんが優子さんを確認した際に逃走することも想定し、探偵車両3台で伸孝さんの車を囲い込む。
優子さんが伸孝さんに接触した。
伸孝さんは車を降り、優子さんにわびていたのが確認された。
探偵もその様子を見て、逃走がないと安堵した。
1時間後、伸孝さんの車に優子さんが乗って、砂川の自宅へと向かった。
翌日、優子さんから連絡をいただく。
やはり伸孝さんは社長からのパワハラに悩み、衝動的に失踪をしてしまったようだ。
その後、伸孝さんは会社を辞め、滝川市にある建設会社に再就職することになった。
