秋の気配が近づいてきた9月。
旭川在住の佐藤早苗さん(36歳)から夫 一哉さん(38歳)のご依頼をいただく。
佐藤家は長女 杏ちゃん(8歳)との3人家族。
一哉さんの職業は医師、昨年の4月より士別市の病院で勤務している。
杏ちゃんが小学校に入学したこともあり、一哉さんは単身赴任をすることになった。
一哉さんは当直が入っていないときは、週末は旭川の自宅で過ごしていた。
だが、今年の5月くらいから帰省する回数が減ってきた。
8月は一度も旭川に帰省しなかった。
一哉さんは医師の欠員が出たため、休みが取れないとのことだった。
何度か早苗さんが士別市の一哉さんのマンションに掃除に行くといっても、「忙しいから」と断られる。
早苗さんの中でいろいろな違和感が重なり、当社へ調査を依頼することになった。
さっそく探偵が士別へ向かった。
一哉さんの勤務先病院の職員通用口で待機する。
午後7時30分 一哉さんが職員通用口から出てくる。
駐車場にむかい、自分の車に乗り込み、走行を開始する。
探偵は一哉さんの車を追う。
車はマンションと反対方向に進み続ける。
一哉さんの車は名寄市のマンションの駐車場に入っていく。
その後、車を駐車し、マンションへと入っていく。
探偵はマンション付近で張り込みを続けた。
翌日は土曜日、一哉さんは休み。
土曜日 午前11時 一哉さんと女性がマンションより出てきて、一哉さんの車で走行を開始する。
その後、一哉さんの車は旭川の大型商業施設駐車場に入場する。
一哉さんと女性は衣類、雑貨、食料品などを購入し、再び名寄のマンションへと戻った。
土曜日も一哉さんは名寄市の女性のマンションに宿泊する。
日曜日の夜、一哉さんは士別市の自分のマンションに帰宅した。
探偵は調査を進めた。
名寄市のマンションに住んでいる女性は一哉さんの勤務先病院の看護師、高木尚美さん(31歳)。
一哉さんは、ほとんどを高木さんのマンションで暮らしていた。
おそらく今年の5月くらいから不倫関係になっていたようだった。
以上を依頼人である早苗さんに報告をさせていただく。
早苗さんも想像はしていたが、まさか同棲までとは思っていなかったため、ひどく落胆された。
探偵の報告を受けた翌日、早苗さんは士別へと向かった。
一哉さんも早苗さんの鬼気迫る声に全てを悟ったようだった。
一哉さんの仕事が終わり、早苗さんと一哉さんは話し合いを持った。
だが、話し合いは平行線をたどる。
一哉さんは強く離婚をのぞんだ。
話し合いはまとまらず、現在は調停が続いている。
