オコタンペ湖の湖面に初夏の風が吹く6月。
千歳市在住の斎藤恵美さん(38歳)からご依頼をいただく。
内容は旭川へ単身赴任の夫 健一さんの調査であった。
健一さんは公務員、5年前に千歳に赴任になり、この地が気に入り、家を建てた。
恵美さんは千歳市の病院で看護師として働いている。
そして1年前、健一さんは旭川市へ転勤となったのだった。
当初、健一さんは週末金曜日、旭川から高速道を利用し、千歳の自宅に帰ってきていた。
だが、半年ほど前から健一さんは「仕事が忙しい」と千歳に戻らなくなった。
2週間前の日曜日、恵美さんが旭川へと向かった。
健一さんが借りているマンションへ行った。
インターホンを押しても、健一さんは出てこない。
預かっていた合鍵で入室する。
部屋に入って恵美さんは直感的に思った。
夫はこの部屋に住んでいない・・・・と。
衣類はほとんどなく、冷蔵庫も電源が入っていない。
その場で健一さんに電話をするが、留守番電話になる。
そのまま恵美さんは千歳へと戻ってきた。
翌日、健一さんから電話が来た。
「昨日は少し体調が悪く、家で寝ていた」との内容だった。
恵美さんは、あえて何も言わず「早く良くなってね」と電話を切った。
悩んだ末に当社を訪れ、健一さんの調査を依頼されたのだった。
さっそく探偵は調査を開始する。
健一さんは、職場の同僚 佐藤正美さん(29歳)と不倫関係にあった。
佐藤さんは、以前は実家住まいだったが、2カ月ほど前に健一さんと一緒に部屋を借りて同棲していたのだった。
健一さんは、もともと借りていた部屋はそもままにして、佐藤さんと暮らしていたのだった。
以上を依頼人である恵美さんに報告させていただく。
恵美さんも以前、健一さんの部屋にいったときに想像していた通りの結果であった。
翌日、恵美さんは旭川へと向かった。
二人が住んでいる部屋を訪ねた。
健一さんと佐藤さんは驚いたそうです。
そのまま3人で話し合いをおこない、健一さんと佐藤さんは関係を解消することを約束した。
恵美さんは職場を退職し、旭川市へ引越しをして、健一さんと暮らすことにした。
