大倉山にも初夏の日差しが降りそそぐ6月。
札幌市在住の吉田留美さん(37歳)からご依頼をいただく。
内容は勇太さん(33歳)の調査であった。
留美さんと雄太さんは3年前にマッチングアプリで知り合い、結婚して2年。
勇太さんは公務員、留美さんは保育士として働いている。
半年ほど前から勇太さんの不審な行動が増えてきた。
帰宅時間が遅くなり、週末もいろいろな理由で外出することも多くなった。
少し不審に思い、留美さんが勇太さんに聞くと「俺が浮気でもしていると思っているのか?」と急に怒り出す。
そして1か月前、勇太さんは留美さんに「価値観が違いすぎる」、「性格が合わない」、「もう好きじゃなくなった」と
離婚を要求してきた。
今まで見たこともない勇太さんの態度に留美さんは恐怖を覚え、実家へ戻った。
1週間前、突然、勇太さんの代理人という弁護士から書面が留美さんの実家に届いた。
受任通知と書かれた書面の内容は強引なものだった。
既に婚姻関係は破綻している・・・・
速やかに離婚に合意しなさい・・・
離婚に合意しない場合、法的手段を講ずる・・・ 等など、留美さんが驚く内容だった。
当初、留美さんは勇太さんの言う内容を信じようとしていた。
だが、あまりに強引な勇太さんの行動に「もしや浮気」と疑い、当社へ依頼されたのだった。
さっそく探偵が調査を開始する。
勇太さんはやはり浮気をしていた。
職場の同僚 鈴木美穂さん(24歳)と不倫関係にあった。
留美さんが実家に帰ってから、勇太さんは、自宅マンションには、ほとんど帰宅せず、美穂さんの自宅マンションで暮らしていた。
以上を依頼人である留美さんに報告させていただく。
留美さんは、とても戸惑っておられた。
その後、留美さんは、勇太さんに離婚、慰謝料の請求、鈴木さんには慰謝料の請求をおこなった。