あやめ公園に初夏の日差しが降りそそぐ6月。
岩見沢市在住の斉藤尚子さん(34歳)からご依頼をいただく。
依頼内容は、夫 健人さん(32歳)の調査であった。
尚子さんと健人さんは、交際5年を経て、昨年結婚をされた。
健人さんは、中学校の教師、尚子さんは会計事務所で働いている。
結婚直後から健人さんの言動に変化が出てきた。
飲み会といっては、朝帰り。
帰宅時間はいつも22;00を過ぎる。
そして尚子さんをけん制するように「俺は結婚で縛られたくない」、「今は仕事を頑張らなければならない、だから帰宅は遅くなる」等と言ってくる。
また、尚子さんへのモラハラも酷くなっていった。
「お前は精神病だ」、「お前と一緒にいると俺までおかしくなってくる」、「頼むから実家に帰ってくれ」と日々、暴言を吐いてくる。
尚子さんも耐え切れず、実家へと戻った。
すると、今度は「離婚をすれ」と日々、連絡をしてくる。
尚子さんの母は、そんな娘を見て、婿 健人さんに怒りを覚えた。
母の勧めもあり、尚子さんは、健人さんの調査を当社へ依頼された。
さっそく探偵が調査を開始する。
やはり健人さんは、不倫をしていた。
不倫相手は、健人さんの職場の同僚教員 鈴木詩子さん(24歳)。
健人さんの学校に着任した新人教員だった。
健人さんが鈴木さんの指導員となったのがきっかけで関係が深まっていったようだ。
二人の密会はいつも、健人さんが鈴木さんのマンションを訪問する。
週末は、健人さんの車で旭川、札幌などへ移動してデートを重ねていたのだった。
以上を依頼人である尚子さんに報告させていただく。
探偵の報告に尚子さんは、戸惑っておられた。
怒り、悔しさ、憤り 等 様々な思いがこみ上げてきたのだと思われる。
1週間後、尚子さんは、弁護士を通じ、鈴木さんに対して慰謝料の請求、交際中止の要求された。
