夏の日差しが厳しい7月。
札幌市在住の伊勢谷幸司さん(35歳)から依頼をお受けする。
依頼は、3日前に突然、家出をした妻 綾さん(33歳)、長男 尚人君(1歳)を探してほしいのとの内容であった。
幸司さんは、会社員、綾さんはパート勤務をしている。
朝、幸司さんがいつものように出勤、夕方に帰宅すると綾さん、尚人君がいない。
買い物にでも行ったのだろうと思っていたが、ふと見ると部屋の中の異変に気付く。
尚人君のおもちゃ類が無くなっている、タンスの中の綾さんと尚人君の衣類が無くなっている。
すぐに綾さんの実家に連絡をするが、まったく分からないと言われる。
警察へ行くが、どうやら綾さんが事前に家を出ることを警察に伝えていたため、行方不明者届は受け付けてくれない。
その後、幸司さんは、綾さんの友人、知人などに連絡をしてみるが、手掛かりがつかめない。
失踪3日後、当社へ依頼をなさった。
さっそく探偵が調査を開始する。
様々な探偵調査を駆使し、多方面から調査を進める。
1週間後、綾さんと尚人君の所在が判明した。
2人は帯広市にいたのだった。
綾さんの元カレ、山田俊樹さん(33歳)と暮らしていたのだった。
探偵は、さらに調査をおこなう。
おそらく綾さんと山田さんは1年以上前から不倫関係にあったようだ。
俊樹さんが帯広から札幌へ出張などで来る際に密会、不倫関係を続けていたようだ。
以上をご依頼人である幸司さんに報告をさせていただく。
そして、探偵は幸司さんにDNA鑑定についての説明をさせていただく。
幸司さんは少し驚かれたが、DNA鑑定をおこなうことを決断する。
尚人君のDNAは、ブラシについていた髪の毛、幸司さんは咥内粘膜からの採取をおこなう。
1週間後、鑑定書が届く。
鑑定書には「生物学的親子関係不存在」と記されていた。
尚人君は幸司さんの子ではなかったのだった。
おそらく父親は山田さんであると推測される。
鑑定結果を知った幸司さんは、激しく動揺された。
後日、探偵の紹介で弁護士事務所に行き、綾さんへの離婚請求、尚人君の嫡子否認、
山田さんへの慰謝料の請求などについて弁護士に委任された。
