五稜郭公園にも春の風が吹き始める4月。
函館市に拠点を置くA社からご依頼をいただく。
内容は、うつ病で休職中のB子さん(34歳)の調査であった。
B子さんは、昨年の12月からうつ病を患い、休職中で傷病手当を受給している。
そのB子さんについて、A社宛てに手紙が届いたそうです。
「B子さんは、うつ病で休職していますが、札幌ススキノのラウンジ〇〇〇で働いています」との内容だった。
人事課の方からBさんに電話連絡をしてみるが、留守電になる。
会社としても、万が一、その内容が本当であれば、傷病手当の不正受給になってしまうため、真相を確認しなければならない。
そこで当社へB子さんの現状調査を依頼された。
さっそく探偵は調査を開始する。
探偵は、うつ病の診断をされているB子さんに極力負担をかけないように慎重に調査をおこなう。
まずは函館市のB子さんの自宅マンションを確認する。
メールボックスには、チラシなどがあふれていた。
「やはり、ここにはいない」と推測された。
翌日、札幌へ向かい、手紙に書いてあったラウンジ〇〇〇への内偵調査をおこなう。
火曜日、「一見さん」では、怪しまれてしまうため、探偵の知人で同店を利用しているC氏に同伴してもらい、初入店した。
その日、出勤しているキャストの中にB子さんは確認されなかった。
金曜日、再び探偵が同店へ赴く。
週末のため、キャストの人数は多い。
探偵は視線の鋭さをださないよう、店内を見渡す。
B子さんと思われる女性がいた・・・・・。
だが、メイクをし、髪をアップにしているため、確証が持てない。
同店は5階にあるため、一階のエレベーターホールで閉店を待ち̪、B子さんと思われる女性が出てくるのを待機する。
午前2時 B子さんと思われる女性がエレベーターから出てくる。
エレベーターホールで確認すると、やはりB子さんであることが確認された。
引き続き、探偵が調査を続ける。
B子さんは、札幌で男性と同棲し、ラウンジで働き、A社を休職し、傷病手当を受け取っていたのだった。
以上を依頼人であるA社に報告させていただく。
その後、A社は、B子さんに退職勧奨を促し、退職の手続きをおこなう。
