戸外炉峠からの景色も少し春が感じられる3月。
深川市在住の吉田智子さん(65歳)から、息子 敏也さん(33歳)の所在調査を依頼された。
智子さんは、敏也さんが5歳のときに夫 浩司さんと離婚された。
離婚の原因は一つではなかったが、姑 節子さんとの不仲が大きかった。
姑から辛くあたられ、耐え切れず離婚、家を出ることになった智子さん。
姑から「家を出ていくなら、敏也はおいていけ」と言われ、旭川の家を出て、実家のある深川に戻ってきた。
離婚後、敏也さんに会いたくて、旭川の家へ何度も行ったのだが、姑 節子さんに塩をまかれ追い返された。
敏也さんと別れ、28年、旭川の当時の知人が「敏也君は、10年以上前から行方が分からないらしいわよ」と聞いた。
その話を聞き、智子さんは旭川の元夫 浩司さんの家を訪ねた。
姑は、すでに亡くなっていた。
浩司さんに敏也さんのことを聞くと「10年前に札幌に行ってから、連絡がつかないんだよ」
智子さんは、その話を聞き、翌日札幌へと向かった。
住民票の住所にあるアパートの一室を訪ねたが、別の人物が住んでいた。
智子さんに大きな不安が襲ってきた。
敏也はいったいどうしているのだろう・・・・と。
そして、当社を訪れ、敏也さんの所在調査を依頼されたのだった。
さっそく探偵が調査を開始する。
智子さんも訪ねた住民票がおいてある札幌のアパートを確認する。
やはりまったく別の住人が住んでおられた。
探偵は、アパートの管理会社も訪ねるが、個人情報の問題で詳しくは教えられないとのこと。
だが、管理会社の担当の方に事情をお話すると、少しだけ教えてくれた。
敏也さんは、すでに8年前には、アパートを引き払っていたそうだ。
その後、探偵は敏也さんの名前、生年月日、当時の携帯電話番号、その他の情報をもとに様々な角度で特殊調査をおこなった。
1ヵ月後、敏也さんの所在が判明する。
敏也さんは、建設会社に勤務しており、函館から札幌へ延伸するための新幹線工事の仕事をしており、旅館住まいをしていた。
また、8年前より斉藤由美さんと交際をしていた。
以上を智子さんに報告させていただく。
智子さんは、敏也さんが元気でいてくれていたことをとても喜んでおられた。
そして敏也さんに手紙を出した。
これまでも経緯、また敏也さんへの思いのたけをつづっった。
2週間後、敏也さんから手紙がきたそうです。
「お母さん、今度、僕が休みをとれたとき、お会いしましょう」・・・と書かれていたそうです。
