大倉山で初雪が観測された10月末。
札幌市在住の佐藤裕太さん(34歳)から、妻 美幸さん(30歳)の調査を依頼される。
調査のきっかけは長男(1歳)のDNA検査だった。
裕太さんと美幸さんは2年前に知人の紹介で知り合い交際、1年前に結婚をされた。
いわゆる「できちゃった婚」
3ヶ月前、友人と会った際にその友人が気になることを言った。
「やっぱり美幸さんは裕太を選んだんだな」
裕太さんは思わず「エッ・・・・・」と声が出た。
裕太さんは友人に詳しく話を聞いた。
友人は「エッ、知らなかったの」と驚きながらも話をしてくれた。
美幸さんは裕太さんと交際しているとき、小林尚人さん(32歳)とも交際していたのだった。
裕太さんは、その事実をまったく知らなかった。
友人はそれ以上、話さなかったが美幸さんが自分と交際中に二股交際をしていたのは分かった。
日々、悩んだ裕太さんだったが、美幸さんに不審な行動は見られない。
僕は美幸と結婚したんだ、過去は過去・・・・と自分に言い聞かせる裕太さん。
だが、一つだけ疑問があった。
「長男は本当に僕の子供なのだろうか?」と。
もし長男が自分の子であったら、すべては過去のことにしようと長男との親子関係を確認するため、
DNA鑑定をおこなった。
1週間後、結果は「生物学的親子関係は不存在」、つまり長男は自分の子ではなかった。
その結果を受け、愕然とした裕太さん。
裕太さんは迷い、悩み、そして探偵に依頼をされた。
依頼項目は2つ。
妻が小林さんとまだ交際をしているのか。
小林さんのDNA検体の回収である。
さっそく探偵が調査を開始する。
妻 美幸さんと小林さんとの関係は続いていた。
平日、長男を実家に預け小林さんと会い、ホテルなどへも行っていた。
小林さんは転職を繰り返し、現在は不動産の営業職。
また小林さんのDNA検体については、仕事の途中にコンビニの横でタバコを吸い、
吸殻を灰皿に捨てたものを回収する。
裕太さんはその検体と長男の親子関係のDNA鑑定をおこなう。
結果は「99%親子関係が存在する」
想定はしていたが、やはりショックが大きかった。
裕太さんはすべての事実を知り、行動をおこした。
妻 美幸さんには離婚請求、不貞における慰謝料請求。
小林さんにも不貞行為での慰謝料請求。
長男についての「親子関係不存在調停」については苦しみ、悩んだ。
だが、これから一生、長男を愛し続ける自信が持てないと思い、調停を立てた。
当初、美幸さんは「言いがかりだ」と逆ギレをしていたが、
探偵の調査報告書、DNA鑑定の結果を見て、ひらきなおりながらも謝罪をした。
小林さんは裁判には一切対応せず、判決で慰謝料が確定する。
その後、小林さんの給料差し押さえの手続きへと進めた。
半年後、裕太さんが探偵を訪ねてこられた。
振り返ると嵐のような日々でした。
でも、嵐を乗り切った自分は強くなれたと思います。
もう一度、自分の人生を歩みなおしていきます・・・・と探偵に言われた。
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