帯広駅にも初雪が降る11月。
佐藤栄太さん(45歳)は公務員で帯広に自宅があるが、単身赴任で函館に単身赴任をしている。
栄太さんからの依頼は妻 真由美(45歳)さんの調査であった。
佐藤家には長男 大輝君(19歳)がいるが、今は大学生で札幌で独り暮らしをしている。
栄太さんは函館への赴任のため、帯広まで帰省するとなると、クルマで7時間ほどかかる。
そのため、帰省するのはお盆と正月、ゴールデンウイークの3回ほどであった。
先日、真由美さんから電話があり、「大輝も大学生になった、そろそろ離婚をしたい」と突然、言われたそうだ。
特に不仲だったわけでもなく、栄太さんには離婚の理由が分からなかった。
だが、栄太さんも転勤族のため、ここ10年以上は真由美さんと生活していなく、真由美さんのことをほとんど知らなかった。
栄太さんは真由美さんの離婚の要求に従おうとも思ったが、その前に真由美さんの実態を知っておきたいと当社へ依頼された。
さっそく探偵が調査を開始する。
真由美さんはスーパーでパートとして働いている。
やはり、真由美さんは浮気をしていた。
浮気相手は真由美さんのパート先のスーパーの店長 菊池浩紀さん(42歳)であった。
菊池氏は既婚者で札幌に自宅があるが、単身赴任で帯広へ赴任していた。
真由美さんは週に2度ほど菊池氏を自宅に招き入れ、そして泊まらせていたのだった。
以上を依頼人である栄太さんに報告をさせていただく。
栄太さんは探偵の報告を聞いた後、大きくため息をつかれた。
「自分が単身赴任をしていて、妻が単身赴任の男と浮気をしている、皮肉なことです」と小さな声で言われた。
栄太さんは休みを取り、帯広に帰り、真由美さん、菊池氏と話し合いを持った。
現在、栄太さんは真由美さんと離婚協議を進めている。
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