旭川市常磐公園の雪解けが進む3月。
大場修二さん(40歳)から奥さんの素行調査を依頼される。
奥さんは雅代さん(39歳)。
長女 真帆さん(13歳)、二女 優希さん(10歳)
修二さんは旭川に本社がある建築資材の会社に勤務しており、3年前より函館支店に転勤となり、
単身赴任をしている。
雅代さんはアパレル関係の仕事をされている。
夫婦は修二さんの転勤前から不仲であり、ほとんど会話もない状況であった。
だが、できるだけ子供たちとの過ごしたいとほぼ毎週末に函館から旭川に帰っていた。
修二さんが旭川に帰ると雅代さんは「一緒にいたくないから」と、どこかに泊まりに行く。
修二さんも何か言えば争いになるので、雅美さんが外出してもなにも言わなかった。
半年前ほど前からときおり、函館にいる修二さんに真帆さんから電話が来る。
「まだママが帰って来ないの」と。
真帆さんと優希さんはカップ麺で夕食を済ませたという内容であった。
雅代さんは子供たちだけにして、外泊をしているようであった。
修二さんは可能な限り、週末の休みや有休をとって旭川に戻っていた。
そのような状況が数ヵ月続き、修二さんは当社へ妻 雅代さんの素行調査を依頼された。
さっそく探偵が調査を開始する。
やはり雅代さんに浮気が確認された。
相手は津山春樹さん(31歳)、勤務先での雅代さんの部下の男性。
春樹さんは独身の独り暮らし。
雅代さんは頻繁に春樹さんのマンションに泊まりにいっていたのであった。
探偵は判明した内容を修二さんに報告させていただいた。
修二さんはおおよそのことは想像されていた。
その後、修二さんは、旭川の実家に真帆さん、優希さんを預かってもらい、
雅代さんとの離婚協議を進めている。