函館在住の佐田譲二さん(39歳)からご依頼をいただく、
依頼内容は5年前に離婚し、元妻と暮らしている息子 剛君(7歳)の所在調査、素行調査であった。
譲二さんは妻 亜希さん(38歳)と10年前に結婚、5年前に離婚をされた。
譲二さんの仕事は公務員、亜紀さんは看護師として働いていた。。
当初は夫婦仲も良かったが、だんだんと性格や価値観が合わず、剛君が2歳の時に離婚された。
離婚後、月に2度は剛君と面会できていた譲二さんであったが、
だんだんと亜紀さんが都合が悪いと回数が減っていった。
そして3年前、亜紀さんが剛君を連れ、札幌に引越しをすることになり、
それからは数ヵ月に一度、譲二さんが札幌に赴き、剛君と短時間会える程度になっていた。
だが、それもここ1年は、亜紀さんに「時間の都合がつかない」と言われ、剛君とは一度も会えていながった。
譲二さんは何度も亜紀さんに連絡を取って会わせてくれるように頼んだのだが、「忙しい」と言われてしまう。
あるとき、譲二さんは札幌の亜紀さんと剛君が住んでいるマンションを訪ねたが、
部屋にはカーテンもされておらず、空室だった。
その日は何度も亜紀さんにLINEを送ったが、返信はなかった。
譲二さんは嫌な胸騒ぎがした。
そして、当社を訪れ、依頼をされた。
さっそく探偵は調査を開始する。
亜紀さんと剛君の住所はすぐに判明した。
以前の住所の豊平区から中央区に移っていた。
そして、亜紀さんは、男性と同居していた。
男性の名前は柳原雄太さん(30歳)、亜紀さんの同僚看護師であった。
まずはここまでの判明事実を譲二さんに報告させていただく。
譲二さんは更に調査を継続してほしいと探偵に指示された。
その後も調査を続けた。
亜紀さんが仕事に行く前に保育所に剛君を預け、仕事が終わり、剛君を保育所に迎えに行く。
だが、亜紀さんが夜勤の時は、剛君を雄太さんに託して仕事に行っていた。
更に調査を続けた。
亜紀さんは午後4時に自宅マンションを出て、勤務先へ向かう。
その日、亜紀さんは夜勤であった。
雄太さんが仕事を終え、保育所に剛君を迎えに行く。
途中、コンビニで雄太さんと剛君がお弁当を買う。
その後、二人はマンションに帰宅する。
午後10時、マンションから雄太さんが出てきて、タクシーに乗車し、ススキノへ行く。
キャバクラに入店し、深夜1時に店の女の子と出てきて、焼肉店に入店する。
1時間後、その焼肉店を出てきて、二人はホテルへ。。
ホテルから雄太さんと女性が出てきたのが、午前4時30分。
二人はホテル前で別れ、雄太さんはタクシーでマンションに戻ったのが午前5時。
7歳の剛君を置いて、雄太さんは遊び歩いていたのだ。
探偵が最終的な調査を終えるまで、2度ほどこのような状況が確認された。
探偵から報告を受けた譲二さんは怒りに震えていた。
「7歳の子供をそんな男に預ける亜紀が許せない」と言っておられた。
譲二さんは弁護士に委任し、息子 剛の親権者変更の調停を申し立てた。