札幌在住の山田安奈さん(32歳)から盗聴調査を依頼される。
安奈さんは2ヵ月前まで佐々木大輔さん(30歳)と同棲していた。
大輔さんの浮気問題などが続き、1年間の同棲生活にピリオドをうった。
そして、大輔さんが部屋を出ていった。
安奈さんは看護師、大輔さんは携帯ショップに勤務している。
別れても友人でいようと話し合っていたが、たびたび大輔さんから連絡がきていた。
内容は他愛もないことだったりしたのだが、安奈さんが男友達と電話で話していると、大輔さんから「あの男は止めた方が良い」等と言われる。
安奈さんは「なんでそんなことを知っているの?」と不安になっていった。
そして当社へご依頼をされた。
さっそく探偵が調査を開始する。
調査日、大輔さんが職場にいることを確認する。
その後、安奈さんのマンションに訪問して盗聴器・盗撮器の発見調査を始める。
調査器材によってすぐにコンセントタップ型の盗聴器を発見する。
だが、撤去した後も、調査器材が微妙に反応する。
どうやらもう一台、設置しているようであった。
探偵が入念に調査を続けると、部屋のコンセントの裏側に埋め込みタイプの盗聴器が発見された。
その盗聴器は周波数が特殊なものを使っており、発見しにくい盗聴器であった。
おそらくは、埋め込み式の盗聴器を本器として設置し、コンセントタップ型の盗聴器は見つかってもよいダミーの役目を持っていたのかもしれません。
ですが、盗聴器を設置した犯人が大輔さんであるという証明も困難です。
安奈さんは探偵の勧めもあり、すぐに引越しをされた。