札幌市在住の横田美緒さん(29歳)から調査をいただく。
依頼の内容は美緒さんへのストーカー調査であった。
美緒さんの仕事は看護師。
半年前からメールボックスから郵便物がなくなってしまったり、またメールボックスに手紙が入っていたりしていた。
手紙には「アナタのことが好きです」と一行だけ書いてあった。
また、ときおり非通知で電話がかかってきて、美緒さんが電話にでて「もしもし」と言っても、何も答えない。
先日はメールボックスに「イヤリング」が入っていた。
プレゼントのつもりだろうか?
美緒さんはとても不安になり、警察に相談に行った。
だが、現時点では特段の被害がないため、美緒さんのマンション付近のパトロールを強化するとの対応だった。
美緒さんは当社へ依頼された。
さっそく探偵が調査を開始する。
調査は2つのチームを構成して、対応をした。
1つのチームは美緒さんの尾行をおこなう。
美緒さんが勤務先の病院から自宅マンションに帰宅する際に不審な自分がいないのか?を確認する。
もう1チームは美緒さんのマンションを張り込む。
そのような調査をおこない、3日目。
美緒さんのマンションのメールボックスに男性が手紙を入れているのを確認する。
美緒さんが帰宅後、その手紙を確認してもらった。
内容はいつもと同じく「アナタのことが好きです」と書いてあった。
その男性を撮影したときの映像を美緒さんに確認していただく。
美緒さんはすぐに「この人、吉田さんです」と言った。
男性は美緒さんの勤めている病院の検査技師 吉田氏であった。
探偵は今後の方向性を美緒さんと話し合った。
2日後、吉田氏の退勤時に美緒さんと探偵が吉田氏を呼び止め、話し合いを持った。
吉田氏はすべてを認め、今後は美緒さんにこれまでのようなことをしないことを誓った。