旭川市在住の安藤広志さん(36歳)から婚約者 竹田絵美さん(27歳)の調査を依頼された。
広志さんは絵美さんと1年前にマッチングアプリで知り合う。
広志さんは絵美さんに結婚を前提に交際をしてほしいと告げ、絵美さんもうなずいてくれた。
広志さんの仕事は旭川市で公務員をしている。
絵美さんは札幌市で派遣会社に登録しながら、働いているようだった。
旭川と札幌の遠距離恋愛を続けていた。
月に2度~3度、広志さんが札幌に来て、絵美さんとデートをしていた。
だが、広志さんは絵美さんの家に行ったこともなければ、住所も知らなかった。
絵美さんは自分のことをあまり語らなかった。
広志さんは漠然と絵美さんとの交際に不安を感じていた。
もしかしたら騙されている・・・・・と。
広志さんは悩んだ末に探偵に調査を依頼された。
さっそく探偵が調査を開始する。
やはり広志さんの不安はあたっていた。
絵美さんには広志さんの他に2人の交際相手がいた。
絵美さんの生活はとてもハデで仕事はしていなかった。
後でわかったことだが、絵美さんは広志さんを含め、他の男性からも多額のお金を借りていたのだった。
「母親が病気で入院費がいる」、「クルマをぶつけてしまい、お金が必要」、
「友人の保証人になってしまい、その友人がいなくなってしまった」、「鬱になってしまい、仕事を休んでしまい、お金がない」
など等の理由で広志さんや他の男性からもお金を借りていた。
広志さんも絵美さんには1年間で300万円くらいのお金を渡していたようだった。
広志さんは探偵の報告を受けて、絵美さんとの関係を解消した。