白絹の床にも初夏の陽ざしがそそぐ5月。
伊達市在住の鈴木聡美さん(34歳)から夫 勇也さん(36歳)の浮気調査を依頼される。
聡美さんも勇也さんも違う学校に勤務しているが教員。
結婚して5年、夫婦には4歳の長男がおられる。
1年前より勇也さんの不審な行動が目立ってきた。
また、聡美さんに「勇也さんが浮気をしてるわよ」と教えてくれる知人もいた。
勇也さんが女性と室蘭で密会をしている・・・・という話が聡美さんの耳にも入ってきた。
聡美さんはできることなら、問題を大きくしないで勇也さんの浮気問題を解決したかった。
そして悩んだ末に探偵に調査を依頼された。
さっそく探偵が調査を開始する。
金曜日、勇也さんは同僚との飲み会だから遅くなると聡美さんに告げていた。
勇也さんはお酒は飲まないため、クルマで出勤する。
当日、探偵は勇也さんの勤務先である学校付近にて待機をする。
午後5時50分
勇也さんのクルマが構内から出てくる。
探偵が慎重に勇也さんのクルマを尾行する。
そのまま勇也さんのクルマは室蘭に到着する。
中央町のコンビニに止まり、女性と合流して店内で買い物をした後、二人は勇也さんのクルマに乗り、走行を開始する。
勇也さんのクルマは山手町のホテルへ入っていく。
3時間後、勇也さんのクルマがホテルより走行を開始して、先ほどのコンビニに戻り、女性が降りる。
その後、勇也さんは伊達方面に走行をして、帰宅する。
その後も探偵が調査を続ける。
女性は斉藤優花さん(35歳)。
独身、室蘭の中学校で教員をしている。
勇也さんとは教員講習で知り合ったようだ。
その後、親密な関係になった。
以上を依頼人である聡美さんに報告をさせていただく。
聡美さんも想定はしていたが、やはりショックは隠せないようであった。
聡美さんは優花さんを訪ね、話し合いを持った。
優花さんも聡美さんに謝罪をして、勇也さんと別れることを約束したのだった。