地球岬に春風が吹き始める4月。
室蘭市在住の伊藤唯さん(37歳)から交際相手 森田勇一さん(40歳)の調査をご依頼いただく。
唯さんは3年前にマッチングアプリを通じて勇一さんと知り合い、交際がスタート。
唯さんは会社員、勇一さんは札幌市で団体職員として働いている。
デートは勇一さんが室蘭に来たり、唯さんが札幌へ行ったりしていた。
お互いに一人暮らしのため、互いの家に泊めあっていた。
だが、1年前くらいから唯さんが札幌へ行くと、札幌駅近辺のホテルで泊まることが多くなった。
勇一さんは「弟が大学生になり、自分のマンションに住みだしたから」といっている。
1ヵ月ほど前、唯さんが美味しいクッキーを見つけ、そのクッキーを勇一さんにも食べてもらおうと勇一さんのマンションに宅配便で送った。
だが、宅配会社から「あて所がありません」と戻ってきてしまった。
勇一さんに確認をすると、「出張が続いていたから受け取れなかったんだね」と不自然な答え方をしていた。
唯さんは1年ほど前から勇一さんに違和感を感じていた。
夜、LINEをしても既読にならない。
電話をかけても、ほとんど出ない。
唯さんは「もしや・・・・浮気をしている?」と思い、悩んだ末に当社に調査を依頼する。
さっそく探偵が調査を開始する。
調査の結果、唯さんの「浮気をしている?」という想定をはるかに超えていた。
勇一さんは1年前に結婚していたのだった。
勇一さんは2年前から斉藤奈央さん(31歳)と交際をしていたのだった。
そして、奈央さんと1年前に結婚をしていたのだった。
探偵の報告を受けた唯さんは唖然としていた。
翌日、唯さんは札幌にむかい、勇一さんと話し合いをおこなった。
勇一さんはひたすら言い出せなかったと謝るばかりだった。
唯さんは自分へのケジメとして、弁護士に委任し、勇一さんに慰謝料の請求をおこなった。