雪解けが進む3月。
札幌市在住の佐藤杏子さん(35歳)から調査を依頼される。
調査内容は夫 尚人さん(36歳)の調査であった。
杏子さんは尚人さんと結婚して6年、夫婦には2歳の長男がいる。
尚人さんの仕事は警察官。
3ヶ月前、尚人さんから突然、離婚を迫られた。
「僕が仕事で悩んでいたとき、君は何も助けてくれなかったじゃないか」
「僕はもう君を女性としては見れない」
「愛情の持てない君と暮らしていくことは、もう限界なんだ」
「お互いが嫌いになる前に離婚しよう」
尚人さんの離婚の理由に何一つ納得のできない杏子さんは離婚に応じなかった。
だが、尚人さんは4月に転勤の内示がでてから「転勤前には離婚をしろ」とさらに離婚を迫ってきた。
そんなとき、尚人さんが風呂に入っているときに尚人さんのスマホの画面にポップアップが出てきた。
一瞬目に入った文字は「明日、会える?」
そのとき、杏子さんの違和感がすべて理解できた。
杏子さんは「夫は浮気をしている」・・・・と。
翌日、杏子さんは当社を訪れ、依頼をされたのだった。
尚人さんは刑事、事件があれば帰宅も不規則になる。
探偵の調査も難航したが、慎重に調査を続けた。
やはり尚人さんは浮気をしていた。
相手は杏子さんと結婚する前に交際していた鈴木樹里さん(33歳)。
鈴木さんは3ヶ月前に離婚され、2歳の子供がいるシングルマザーであった。
おそらく鈴木さんが離婚を機に尚人さんに連絡をしてきたところから関係が深まったであろうと推測された。
尚人さんは大きな事件の捜査に入っているから、毎日が遅くなると言いながら、
鈴木さんの家を訪問していたのだった。
以上を依頼人である杏子さんに報告させていただく。
杏子さんも想定されていた内容だったが、探偵の詳細な報告を聞き、憤っておられた。
杏子さんは、鈴木さんへの不貞行為における慰謝料請求、尚人さんへの離婚の請求などを弁護士を通じ、おこなわれた。
尚人さんは離婚成立後、警察を辞職された。
