初夏の風が心地よい6月。
札幌市在住の鈴木真理さん(42歳)から夫 保志さん(48歳)の調査を依頼される。
保志さんは不動産会社を経営している。
真理さんはパートで保育士として働いている。
鈴木家は長男(15歳)との3人家族。
半年ほど前から保志さんの帰宅が遅くなった。
保志さんは取引先と会っていた・・・と言うが、違和感を感じていた。
結婚して20年、妻としての勘で保志さんの浮気を疑った。
先日、保志さんがお風呂に入っているとき、何気に保志さんの手帳を見た。
スケジュールにアルファベットの記号が書かれている。
2日 R
7日 D
11日 DH
15日 R
18日 H
20日 HD
手帳の記号を見て、やはりオカシイ・・・と思った。
そして真理さんは当社へ調査を依頼された。
夫のことを知っているようで知らない、私の勘違いならそれでいい・・・と探偵に真理さんは言われた。
探偵はさっそく調査を開始する。
2日 保志さんは西区のマンション前で30代と思われる女性を乗せ、円山にあるイタリアンレストランに入店する。
探偵も内偵のため、入店する。
親しげに食事をしている二人を撮影する。
食事を終え、保志さんは女性を先ほどのマンションに送り届け、会社へ戻る。
7日 保志さんが午後5時に会社を出て、先日と同じ西区のマンションで女性を乗せる。
中央区にある寿司店に入店する。
2時間後、店を出てきて、女性をマンションまで送っていく。
11日 保志さんが午後5時に会社を出て、ススキノの駐車場に車を停める。
和食割烹店に入店する。
5分後、いつもの女性が入店していく。
探偵は店の前で待機する。
2時間後、同店より保志さんと女性が出てきて、タクシーに乗り込み、ススキノのホテルへと入っていった。
3時間後、保志さんと女性が出てきて、駐車場へ向かい、女性をマンションまで送っていき、その後、帰宅する。
引き続き探偵が調査を続ける。
女性は佐々木美緒さん(32歳) 看護師をしている女性だった。
そして既婚者だった。
美緒さんの夫 武司さん(33歳)は医師で函館の病院に単身赴任をしている。
美緒さんの勤務している病院に半年前、保志さんが胃潰瘍で入院をした。
おそらくその時に二人は知り合ったと思われる。
保志さんの手帳の記号も判明した。
R ランチ
D ディナー
H ホテル
以上を依頼人である真理さんに報告させていただく。
報告の翌日、真理さんは美緒さんのマンションを訪ね、話し合いをした。
美緒さんは今後、保志さんと会わないことを約束した。
