小林 邦夫さん(37歳)からご相談をいただいたのは千歳市の街に
クリスマスソングが流れ出した12月のこと。
ご相談の内容は妻の浮気についてであった。
邦夫さんは妻の真理子さん(29歳)と結婚して6年。
公務員の邦夫さんは転勤のため北海道某所に単身赴任をして2年目。
真理子さんが千歳市で看護師の仕事をしているため、単身赴任をしているのであった。
邦夫さんは月に2度、千歳市の自宅アパートに帰ってくるのだが、
そのたびに家の様子がおかしいと感じるそうだ。
何か家に生活感がないとのこと。
また、友人から真理子さんが男性と一緒にいるのを見たとの連絡も入ったそうだ。
邦夫さんは何気なく真理子さんに話を聞いたのだが、はぐらかされる。
探偵は邦夫さんのご相談内容を考えると真理子さんの浮気の可能性を示唆せざるをえなかった。
何度か邦夫さんとご相談を重ね、正式に妻 真理子さんの行動調査のご依頼をいただいた。
早速、真理子さんの勤務先の病院から帰宅する状況の調査に入った。
真理子さんが病院の職員駐車場から自分の車に乗り込み、走り出す。
探偵が真理子さんの車を尾行していくと自宅とは反対方向に向かう。
真理子さんの車は千歳市の隣町のアパート前の駐車場に止まり、そのアパートの一室に
入って行く。
1時間後、真理子さんの車の隣にもう一台の車が止まり、男性が降りる。
その男性も真理子さんの入った部屋のドアを開けて入っていった。
探偵はそのアパート付近で張り込みを続ける。
結局、真理子さんとその男性が出てきたのは朝の7時30分。
その男性の車を追っていくと真理子さんと同じ病院の職員駐車場に入って行く。
男性は真理子さんと同じ病院に勤務する同僚であった。
その後も調査を継続すると真理子さんはその男性のアパートで同棲をしていたのだ。
邦夫さんが千歳の自宅アパートに帰ってくるときだけ、家に戻って来ていたのだ。
実際、真理子さんとその男性は周りに気がつかれないように、休みは同じ日に取らず、
真理子さんもそのアパートから出勤するルートをその男性とは変えていた。
以上の事実を知った邦夫さんは愕然とした。
真理子さんと邦夫さんはお互いに頑張ってお金をためて家を買おう、
そして早く子供を作ろうと話していたようだ。
その目標を支えに邦夫さんは単身赴任の寂しさを乗り越えていたそうだ。
邦夫さんと真理子さんは何度も話し合い、またその男性も含めての協議もした。
結局、邦夫さんは真理子さんとの結婚生活にピリオドを打った。
その後も探偵は邦夫さんのご相談に乗らせていただいた。
離婚は結婚の何倍もの労力を使います。
財産分与、慰謝料の金額及び支払い期日、相手男性に対しての慰謝料ならびに謝罪方法
などなど。
邦夫さんも当初は自暴自棄になっていたが、その苦しみを乗り越えた後、
「もう一度、人生をやり直します」と探偵に言ってくれた。
探偵もこれからの邦夫さんの幸せを願った。
3年後、邦夫さんから一通の結婚式の招待状。
邦夫さんの新しい出発に乾杯・・・
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