くしろ港まつりも終わり、8月なのに秋の気配を感じる釧路。
釧路市在住の小野菜々美さん(39歳)から夫 義一さん(41才)の調査を依頼される。
義一さんの仕事は理学療法士、菜々美さんはパートで事務員をされている。
ある時から義一さんの帰宅時間が遅くなり、また休日出勤も多くなってきた。
何気に菜々美さんが義一さんの手帳を見たところ、たくさんの数字と記号が書いてあったそうです。
「Ⅻ・М・P・H」
「XVIII・I・C」
「XIX・S・P・М」
手帳に記号が書いてある日は帰宅が遅かったり、不自然な言動があったりしたそうです。
さっそく調査を開始する。
勤務のときは病院にて義一さんの退勤状況を確認する。
不意の休みのときは当然、その行動をおさえる。
調査の結果、義一さんは同じ職場の医療事務の赤羽恵さん(29才)と浮気をしていました。
そして、調査を行っていくと手帳の暗号もほぼ解読できるようになってきた。
Ⅻ・N・P・H
Ⅻ 12時
N 幣前橋
P PICKUP(迎えに行く)
H HOTE
XVIII・I・C
XVIII 18時
I ION(イオン釧路店)
C Confluence(合流)
XIX・S・P・М
XIX 19時
S station(駅)
P PICKUP(迎えに行く)
М Meal(食事)
義一さんの暗号が解読できると調査は楽になった。
待ち合わせ時間、待ち合わせ場所、迎え(合流)、目的が事前に判明するのでした。
最終的に義一さんと恵さんの浮気の証拠を得た。
菜々美さんは迷った末に義一さんが恵さんとの関係を終わらせることを確約することで決着をつけた。
だが、菜々美さんは手帳の暗号を可読したことは内緒にしている。