サケのふるさと 千歳水族館が観光客で賑わう8月。
当探偵社へ佐藤晴彦さん(33歳)から、兄の所在を調査してほしい・・・とのご依頼をいただく。
お兄さんの名前は佐藤和彦さん(36歳)
晴彦さん、和彦さんの両親は25年前に離婚され、晴彦さんはお父さん、和彦さんはお母さんに育てられた。
晴彦さんは函館で育った。
高校を卒業した後、札幌が本社のドラックストアに就職する。
そして、3年前、千歳店に転勤になり、千歳市に引っ越しをしたそうです。
晴彦さんは父から「お母さんは再婚をして、札幌に住んでいるらしい」と聞いていたそうです。
今回、兄の和彦さんを探そうとしたきっかけは自分の結婚式に出てほしいとの想いであった。
晴彦さんは和彦さんとの思い出がたくさんあるそうです。
二人でよく五稜郭公園で遊んだこと。
家族でラッキーピエロでハンバーガーを食べたこと。
母は新しい家庭があるため、お兄さんの和彦さんには結婚式に出てもらいたいと考えていた。
探偵がさっそく調査を開始する。
3週間後、和彦さんの住所が判明した。
なんと晴彦さんと同じ千歳市に住んでいたのです。
探偵が和彦さんの写真を撮り、晴彦さんに確認をしてもらう。
写真を見るなり、晴彦さんの手が震えた。
晴彦さんが購入した車ディーラーのフロントマンだったのです。
つい先日も点検でその店を訪ね、兄である和彦さんと車の話をしていたそうです。
ネームプレートには「佐藤」としか書かれておらず、同じ佐藤なんだな・・・とは思っていたそうです。
次の日、晴彦さんは和彦さんのお店を訪ねる。
いつもどおりフロントマンの和彦さんが「いらっしゃいませ」と出迎えてくれる。
晴彦さんはおもわず涙がこぼれ、和彦さんはびっくりしていた。
だが、事情を話すと今度は和彦さんがびっくり。
晴彦さんは札幌が本社の自動車ディーラーに就職した。
何回か転勤をされ、なんと晴彦さんと同じ3年前の4月に千歳に転勤になったそうです。
晴彦さんと和彦さんは顔見知り。
ですが、今日からは兄弟。
探偵も不思議な縁を感じた依頼であった。
タグ: 千歳
カテゴリー:所在調査(人探し)