札幌も雪解けが進む3月
当興信所へ稲垣歩さん(27歳)から盗聴・盗撮調査を依頼される。
歩さんはススキノの飲食店で働いている。
身の回りに違和感を感じて、万が一のことを想定して当社へ依頼をされた。
歩さんのマンションはススキノの近くにあり、8階建ての1ルームマンション。
調査日、探偵が歩さんのお部屋に伺う。
様々な調査器材を持ち込み、盗聴器、盗撮器や不審物の確認をする。
盗聴器発見器材に微妙な反応があった。
入念に調べてみると、調査器材を通して、隣人の木場茜さんが電話で話している声が聞こえてきた。
歩さんは茜さんと顔見知りで、声も間違いないとのことでした。
最終的な調査結果として、歩さんの部屋には盗聴器、盗撮器、その他の不審物はなかった。
歩さんは翌日、隣人の茜さんを訪ね、昨日の調査の結果をお話された。
そして、茜さんから当社へ盗聴調査の依頼をされる。
数日後、探偵は茜さん宅を訪ねる。
電源タップ(二股ソケット)式の盗聴器が発見された。
茜さんはこのマンションに引っ越しをしてきて半年、電源タップは最初からコンセントに設置してあったらしい。
探偵は盗聴器を外し、茜さんにはマンションの管理会社に事情を話して、鍵の付け替えをするように話をした。