旭川駅前も雪解けのすすむ3月。
当探偵社へ小林南さん(23歳)から盗聴・盗聴調査を依頼される。
南さんは今月、今のお部屋に引越しをされた。
引越しのかたずけも落ち着き、友人が家に遊びに来てくれた。
友人が以前、購入した簡易型盗聴発見器を持ってきてくれた。
友人がその簡易型盗聴発見器を使って部屋を探索してくれたところ、反応があったそうだ。
だが、本当に盗聴器があるのか?誤作動なのか?どれが盗聴器なのか? が分からない。
そして不安がつのり、当社へ依頼をされた。
探偵がご指定の日に南さん宅へ伺う。
専用機材を使って入念に調査を行った。
部屋のコンセントに挿し込んである二股ソケットが盗聴器であった。
分解してみたところ、やはりソケットに盗聴器の本体が組み込まれいた。
南さんに聞いたところ、引越しの時に最初から挿入されていたようだ。
つまり前住人が盗聴を目的として設置していったのか?
または、さらに前々住人の関係者が挿入していったのか? は謎である。
探偵はその盗聴器は取り外し、調査を終えた。