帯広市在住の久保田夏子さん(38歳)から夫 武志さん(39歳)の調査を依頼される。
武志さんの仕事は運送会社で業務管理をしている。
夏子さんも建設会社で事務員をされている。
夫婦には長男 洋君(10歳)がおられる。
調査のきっかけは週末に武史さんとスーパーに食料品の買い物に行ったとき、
武志さんの車内にコンドームの個包装の切れ端を見つけたこと。
じつは夏子さんは以前から武志さんの浮気を疑っていた。
仕事が忙しいと帰宅時間が遅くなっていたり、休日も仕事といっては外出する。
また、スマホも常に肌身離さずに持ち歩く。
怪しいなと思っていたところに「切れ端」を見つけたのだった。
確信を得た夏子さんはすぐに当社へ依頼された。
夏子さんは洋君もまだ小学生、家庭が混乱する前に浮気をしているなら、早期に対処しようと考えたそうです。
探偵がさっそく調査を開始する。
調査初日、武志さんは19時に退勤し、まっすぐに帰宅する。
調査2日目。
武志さんは18時に退勤する。
自宅には帰らず、市内の大型スーパーの屋上駐車場に入場する。
武志さんの車は白い軽自動車の隣に止まる。
すぐに白い軽自動車から女性が降り、武志さんの車の後部座席に乗り込む。
武志さんも運転席よりおもむろに後部座席に移動する。
武志さんの車は3列シートのミニバン。
1時間後、女性が髪をかきあげならが、武志さんの車から降り、自分の車に乗り込む。
その後、武志さんの車、女性の車、それぞれが走行を開始し、駐車場から出ていく。
更に3日後、同じパターンで二人は密会をしている。
探偵は夏子さんと協議をして、夏子さんに武志さんの車にボイスレコーダーを設置してもらう。
やはり想定していた状況であった。
武志さんと女性の会話、行為の声などが鮮明に録音されていた。
武志さんと女性は車内で不貞行為をおこなっていたのだった。
その後も調査を進める。
女性は武志さんが勤務している会社のパート社員。
安藤恭子さん(36歳)、既婚者で夫は単身赴任の公務員。
二人は勤務先で親しくなり、このような関係になっていったようだ。
また、休みを合わせては、日中からホテルなどを利用しての密会も確認された。
以上を依頼人である夏子さんに報告させていただく。
後日、夏子さんは武志さん、恭子さん、恭子さんの夫と話し合いを持ち、
関係を止めること、恭子さんが仕事を辞めることの結論に達した。