嵐山展望台にも北海道の夏が訪れた7月。
旭川市在住の吉田由紀さん(34歳)から夫 雄太郎さん(39歳)の行動調査をご依頼をいただく。
雄太郎さんの仕事は農産物をインターネットで販売する会社を経営。
由紀さんが言われるには雄太郎さんは「真面目が服を着ているような人」だったらしい。
だが、半年前から人が変わったようになった。
「仕事が忙しいから会社に泊まる」と言って帰宅しなくなった。
また、言葉も横暴になり、子供たちにも関わらなくなってきた。
そのような経緯があり、当社へ依頼をされた。
探偵はさっそく調査を開始する。
初日から核心が見えてきた。
雄太郎さんは、会社の事務所として使っているマンションから車に乗って走行を開始する。
高速道に乗り、札幌まで移動する。
札幌インターで高速道路を降り、コンビニの駐車場に入場する。
店内に入り、コーヒーを購入して、再び車に戻る。
そのまま車に戻り、駐車を続ける。
探偵が店内に入る際、何気に車内を覗くとスマホを操作していたのを確認する。
30分後、20代前半と思われる女性が駐車場に現れ、車内にいる雄太郎さんに軽く会釈して助手席に乗り込む。
その後、手稲区にあるホテルに入場する。
2時間後、ホテルより雄太郎さんの車が出てきて、先ほど女性を乗せたコンビニに戻り、女性が降りる。
その後、雄太郎さんは札幌インターから高速道路に乗り、旭川に戻る。
そして、会社のマンションに戻る。
午後7時、会社のマンションから走行を開始し、神楽のコンビニに入る。
15分後、30代と思われる女性が雄太郎さんの車に乗り込む。
車は高砂台のホテルに入っていく。
午後11時、雄太郎さんの車がホテルより出てきて、先ほどの神楽のコンビニに戻り、
女性が降りていった。
そのまま雄太郎さんは会社のマンションに泊まった。
翌日、雄太郎さんは滝川市まで移動をする。
滝川市大町のコンビニの駐車場に入場する。
30分後、20代と思われる女性が雄太郎さんの車に乗り込む。
その後、砂川市空知太のホテルへ入っていく。
3時間後、雄太郎さんの車がホテルより出てきて、先ほどの大町のコンビニに戻り、女性が降りていく。
その日、雄太郎さんは久しぶりに自宅へ帰宅する。
以上を依頼人である由紀さんに報告をさせていただく。
雄太郎さんの行動から推測すると出会い系サイトで女性と知り合い、援助交際をしているようであった。
由紀さんは深いため息をついて、呆れていた。
由紀さんは探偵が調査をしている間に会社のマンションに入り、通帳を見たところ、
コロナ特別融資で借入をしている1000万円をほぼ使いきっていたのです。
由紀さんは会社の経理を担当しているため、明らかに会社の運転資金には使っていないのは分かったそうです。
由紀さんから更に追加の調査を依頼され、探偵は調査を続けた。
探偵が調査をおこなった期間で雄太郎さんは17人の女性と会っていた。
後日、由紀さんは雄太郎さんに探偵の報告書を見せ、話し合いをした。
やはり何気に登録した出会い系サイトに夢中になってしまったそうだ。
由紀さんは子供を連れ、実家に戻り、別居生活をされた。