神楽岡公園も夏の陽ざしが降りそそぐ8月。
旭川市在住の斉藤真理さん(48歳)から夫 光一さん(49歳)の調査を依頼される。
光一さんはカーディーラーで店長職として勤務している。
真理さんは看護師として働いている。
ご夫婦には長男 大樹君(24歳)がおられるが独立して東京で仕事をされている。
光一さんは4月に富良野店に転勤となった。
会社の規約から通勤できる距離を超えているため、富良野市に住むことになった。
真理さんも看護師としての仕事もあるため、光一さんは単身赴任となった。
幸い、富良野には社宅があるため、そこに引越しをした。
当初、日曜日の夜に旭川の自宅に戻り、火曜日の夜に富良野に帰っていた光一さんだったが、
真理さんの仕事がシフト勤務の看護師のため、すれ違いの日々が続いた。
7月、真理さんに話があると光一さんは旭川の自宅に帰宅した。
内容は「離婚をしてほしい」とのことだった。
「大樹も就職をした、これからは互いに自由になろう」とのことだった。
真理さんは思ってもいなかった申し出に動揺した。
真理さんは「少し考えさせて」と光一さんに言い、光一さんもそれに応じた。
真理さんは悩んだ末に一つの答えを出した。
「光一さんが浮気などをしていなければ、光一さんの要望を聞き入れよう」と。
真理さんは当社へ依頼をされた。
さっそく探偵が調査を開始する。
調査結果として光一さんは浮気をしていた。
相手女性は木下朋美さん(35歳)、光一さんの店舗で派遣社員として働いている女性。
小学生の子供を育てているシングルマザー。
光一さんは一週間のほとんどを社宅に帰らず、朋美さんの家で過ごしていたのだった。
以上を依頼人である真理さんに報告をさせていただく。
やはり信じていた光一さんの裏切りの事実に愕然とされていた。
後日、久美さんは弁護士を立て、光一さんとの離婚協議に入った。