函館にも木枯らしが吹く10月。
佐々木洋平さん(42才)から妻 夏美さん(39才)の行動調査を依頼される。
きっかけは突然、夏美さんから離婚をしたいと言われたそうです。
洋平さんは「まさか?」と思いながら、夏美さんの行動調査を
当社へ依頼されたのでした。
洋平さんは会社員、夏美さんは団体職員。
調査開始から5日目。
夏美さんはいつものように長女 杏子ちゃん(5才)を保育園に送っていく。
本来であれば、その後に職場に行くのだが、夏美さんは函館空港に車を走らせた。
夏美さんは手際よく搭乗され、羽田行きの飛行機に乗っていかれた。
その日は残念ながら、尾行を断念せざるを得なかった。
その後、調査員は函館空港で夏美さんが戻ってくるのを待った。
午後5時の便で夏美さんが函館に戻ってきた。
その後、杏子ちゃんを保育所まで迎えに行き、普段通りに帰宅した。
調査を継続する。
また羽田に行くことを前提に調査のシュミレーションをしておく
さらに2週間後、夏美さんが洋平さんに保育園の迎えを頼んだ。
朝、夏美さんは杏子ちゃんを保育所へ送っていく。
そして、予想通り函館空港へ向かう。
調査員も夏美さんと同じ便で羽田へ向かう。
また、東京の調査員に連絡し、すぐに羽田空港に向かわせる。
飛行機は羽田に到着する。
ゲートでは男性が夏美さんを待っていた。
夏美さんは男性の車に乗り込む。
羽田空港で待機していた調査員の車で男性の車を追う。
途中、コンビニにより夏美さんが飲み物やお菓子、お弁当などを購入する。
そして、空港近くのホテルへ入館する。
4時間後、男性の車がホテルより出てくる。
そして、羽田空港に戻り、夏美さんが函館便に乗り、函館に戻る。
その後の調査で男性は29才。
夏美さんとはSNSで知合い、不倫の関係になっていたようだ。
まるでバスで近くに行くように飛行機に乗って男性に会いに行く。
探偵も想定外の行動でした。
紆余曲折があり、洋平さんは弁護士に委任し、相手男性に慰謝料の請求と交際中止命令を行い、離婚をせずに夏美さんと夫婦の再構築を決断された。