函館五稜郭に吹く初夏の風が心地よい7月。
札幌市在住のA子さん(39歳)から函館市へ単身赴任をしている夫 Bさん(39歳)の浮気調査を依頼される。
Bさんは警察官(刑事)。
A子さん夫婦には小学生の子供がいるため、Bさんは1年前より函館へ単身赴任をしている。
函館へ単身赴任してからA子さんが夫 Bさんに電話やメールをしても、ほとんど連絡がつかなくなった。
たまに電話がつながるとムスッとした声で「何か急ぎの連絡なのか?」とすぐに電話を切られてしまう。
A子さんもBさんが刑事であり、いろいろと忙しいだろうと思っていた。
また、A子さんが子供を連れ、函館へ様子を見にいった際も、Bさんは仕事が忙しいと言われ、会えなかった。
A子さんは以前、Bさんから「同僚の不倫が本当に多いんだよ」と言っていたことを思い出した。
そして悩んだ末に探偵へBさんの調査を依頼されたのだった。
さっそく探偵が調査を開始する。
やはりBさんは浮気をしていた。
Bさんは官舎に住んでいたのだが、それとは別にアパートに部屋を借りていた。
そして、業務上で知り合ったC子さん(20歳)と半同棲をしていたのだった。
また、驚くことにBさんは同じく業務上で知り合ったD子さん(21歳)、既婚者のE子さん(29歳)、職場の同僚のF子さん(25歳)の
4人と不倫関係にあった。
探偵は依頼人であるA子さんに報告をさせていただく。
不倫相手が4人、部屋を借りての同棲など、A子さんの想像をはるかに超えており、動揺されていた。
そして、A子さんは離婚を決断する。
その後、Bさんの業務上の様々な問題が表面化になり、Bさんは免職となった。
