旭川市在住の織田弘和さん(34歳)から妻 直美さん(32歳)の浮気調査を依頼される。
結婚して4年。
織田さん家族は長男 公平君(3歳)の3人家族。
織田さんの仕事は美容師。
直美さんは看護師をしている。
あるとき、君が「昨日はターちゃんとハンバーグを食べに行ったの」と和弘さんに言った。
和弘さんが「ターちゃんって誰?」と聞くと、公平君は「ナイショ」と答えた。
その時はとくに気に留めずにいた。
妻が女性の友人と一緒に食事にでも行ったのだろうと思っていた。
ある日、直美さんが買い物に行っている際、和弘さんが頭痛になった。
薬箱を探しているとき、食器棚の引き出しから、プリクラが出てきた。
直美さんと和樹君、そして若い男性の3人で写っている。
そこには「ナオちゃん」「コウヘイ」「ターちゃん」と手書き文字が書かれていた。
和弘さんはその段階で、ほぼすべてを悟った。
だが、直美さんに問いただしても、強引な言い訳をするだろうと探偵に調査を依頼されたのだ。
さっそく探偵が調査を開始する。
結論から言えば、やはり直美さんは浮気をしていた。
相手は松島太郎さん(23歳)、直美さんが勤務している病院で働いている検査技師。
太郎さんは独身、平日に休みを合わせ、公平君が保育所に行っている時間帯にホテルなどへ頻繁に行っていた。
ときには、和樹君を連れて3人で遊びに行っていたりもしたのです。
探偵はすべてを和弘さんに報告をさせていただいた。
ある程度の想定をされていた和弘さんは落ち着いて聞かれていた。
だが、和樹君を巻き込んでの浮気をしていた直美さんを許せないと言った。
三日後、和弘さんは和樹君を連れ、実家に移り、直美さんとは離婚の協議をしている。