苫小牧 ウトナイ湖にも雪が舞う12月。
神奈川県在住の伊藤久美子さん(35歳)から夫 誠さん(38歳)の浮気調査を依頼される。
誠さんは貨物船の船員。
久美子さんは先日、誠さんのスマホを見る機会があった。
そしてスマホを覗き見ると、LINEでいろいろな女性と浮気をしているのが分かった。
久美子さんは以前から離婚を考えており、この際きちんと浮気の証拠を取って別れたいと思ったそうです。
今回、苫小牧へ行くことは誠さんから聞いていた。
そこで苫小牧の探偵社を調べ、当社へ依頼をされたのだった。
12月3日、誠さんの会社の船が苫小牧港へ入港してきた。
探偵は船の見えるところで待機調査を開始する。
40分後、船の前にある大きな出入口から、マドロスバッグを肩にかけ、誠さんが出てきた。
まるで昭和の映画で小林旭が演じるマドロスのようであった。
探偵は船から下船した誠さんを尾行。
港に泊まっていた軽自動車の助手席に乗り込み、そのまま高丘のファッションホテルへ直行した。
運転席には30代と思われる女性が乗っていた。
3時間後、誠さんを乗せたクルマが同ホテルより出てきて、ハンバーグ店へ入店する。
22:00 誠さんは船へ送られてた。
探偵は当日、久美子さんへ電話で報告をする。
久美子さんは想像通りではあったが、やはり怒っておられた。
2週間後、再び久美子さんより連絡をいただく。
誠さんは、苫小牧の女性の他に新潟、神戸、北九州にも浮気相手がいるとのこと。
その調査を依頼されたいとのこと。
当社は北海道専門の探偵社であるため、それぞれの地域の探偵社をご紹介する旨を久美子さんに申し上げたのだが、
前回の調査で信頼をした当社で直接、調査をおこなってほしいとの強い要望でお受けすることとなった。
調査の結果、久美子さんの想定通り、新潟、神戸、北九州のそれぞれで女性と会っていたのだった。
まさに港、港に女性がいるという映画のような展開であった。
後日、久美子さんから誠さんと離婚が成立したとご報告をいただいた。