お付き合いのある弁護士さんからご連絡をいただく。
内容は交通事故における損害倍書の未払いについてであった。
札幌市在住の小林進次郎さん(39歳)が札幌市中央区で追突事故にあった。
相手方は山田健さん(28歳)
小林さんが交差点の赤信号で止まっていたところに、山田さんが前方不注意で追突。
当然ながら過失割合は10:0で山田さんが損害を弁済することになる。
小林さんの損害は車の修理費用の75万円。
その場で双方がそろって事故届けを警察に出した。
山田さんは修理代を払うことを約束した。
だが、修理代が払われず、小林さんからの連絡も無視する。
そこで、小林さんは自分の加入している自動車保険の「弁護士特約」を利用して、
弁護士を立て、山田さんに損害額の支払い確定の訴訟を起こした。
裁判にも山田さんは出てこず、欠席裁判にて支払いが確定する。
だが、それでも山田さんは無視をして、支払いをしてこなかったそうです。
そして、自動車保険の弁護士特約の制度を使って、探偵に依頼をされる。
探偵が依頼された内容は2つ。
山田さんの所在地の確認と職業の確認。
さっそく探偵が調査を開始する。
弁護士が取得した山田さんの住民票の住所のマンションは空き家であった。
聞き込んだところ、家賃の未払いで強制退去になったようだ。
山田さんは友人女性のところに居候をしていた。
また、仕事は派遣社員として、食品工場で働いていた。
最終報告を小林さんと委任弁護士にさせていただいた。
後日、弁護士は山田さんの居候をしている友人宅に請求書を送った。
更にそれでも払って来ないことを想定して、給与の差し押さえの準備を進めている。